血液検査
全自動血球計算機
白血球数(炎症の評価)、赤血球数(貧血・脱水の評価)、血小板数(血が止まるかどうかの評価・DICの評価)を測定します。採血後数分で結果が出て来ます。
血液生化学検査測定機
腎臓・肝臓の機能を調べたり、血糖値、蛋白など血液生化学検査を行う機械です。こちらも採血後待って頂いている間に結果が出て来ます。
免疫・ホルモン測定装置
従来検査センターに外注していたいくつかの項目が、院内にて測定できます。
測定項目:
- T4(甲状腺ホルモン)
- TSH(甲状腺刺激ホルモン)
- COR(コルチゾール;副腎皮質ホルモン)
- TBA(総胆汁酸)
- SAA(血清アミロイドA)
- PRG(プロジェステロン)
画像検査
X線撮影装置
レントゲン検査を行う機械です。体勢を横にしたり仰向けにしたりして撮影します。臆病な子の場合、飼い主さんに一緒に入って頂き、声をかけて頂くと落ち着いてスムーズな撮影が出来る事が多いので、ご協力をお願いする場合がございます。
X線画像読取装置(DR:デジタル・ラジオグラフィーシステム)
レントゲン撮影画像を、フィルムではなくデータで扱います。失敗が少なく、短時間で枚数を多く撮影する事が可能なので、複数部位撮影する必要がある場合もフィルムに比べお待たせする時間が短くなりました。また、拡大表示等も容易なので、どなたにも解りやすく見て頂く事ができます。
超音波断層診断装置
レントゲンと併せて体内臓器の状態を確認するのに使います。腎臓、肝臓など実質臓器の大きさや形の評価、体内腫瘍の状態確認、子宮蓄膿症の診断、心臓の大きさ・形・動きや血流異常の評価などあらゆる場面で活躍します。
内視鏡
動物において内視鏡が最も活躍するのは、異物を誤飲してしまった際、開腹せずに取り出すケースです。また、ヒトと同じ様に消化器系疾患において胃から十二指腸にかけて、あるいは肛門・直腸から大腸の粘膜の状態を肉眼的に確認し、粘膜の一部を組織検査のために採材します。
当院では4種類のスコープを用意しておりますので、ネコ・小型犬から大型犬まで対応することが出来ます。
※胃内異物を内視鏡で摘出するにあたっては、それが適応である場合と適応でない場合があります。詳しくはお問い合わせ下さい。
顕微鏡
血液を拡大して赤血球や白血球の状態を形態学的に評価したり、腫瘍の細胞診・皮膚の表面の状態チェック・検便・検尿など獣医には欠かせない診断ツールです。
麻酔・手術関連
全身麻酔装置・人工呼吸器・生体情報モニター
ヒトと同じ吸入麻酔を使用しています。生体情報モニターで、心電図・血圧・体温・血中酸素濃度・呼気中二酸化炭素濃度、麻酔ガス濃度をモニターし、麻酔時の生体情報を管理しながら維持します。
酸素濃縮器
大気中の酸素を濃縮して濃度を高める機械です。
通常の麻酔時やICUの酸素濃度を高める際に使用します。
呼吸状態の悪い患者さんには、100%酸素を使用します。
局所麻酔用 神経刺激装置
主に整形外科など、痛みが特に強い手術をする際、「ブロック麻酔」または「神経ブロック」という局所麻酔を施すことがあります。その際、この機械を用いて感覚を麻痺させるべき神経の位置を確認することで、より正確で確実な局所麻酔の効果を得ることができます。
電気メス
軟部外科・整形外科問わずあらゆる場面で組織切開・切離・止血など幅広く活躍します。
ストライカー
骨折手術の際、整復する方法はピン・プレート・創外固定など、骨折の部位や折れ方によって様々な治療選択肢があります。ストライカーは、正確なドリリング・ピンニングをサポートするドリルです。
整形外科手術インプラント
骨折手術における内固定をする際に用いるスクリューとプレートです。
ロッキングプレートも従来のプレートも取り揃えております。
歯科用スケーラー
ヒトの歯医者さんと同じ様に、超音波で歯石を破砕して除去します。
※麻酔科での処置になります。
眼科
スリットランプ
主に眼球表面の状態や前房(角膜から虹彩まで)を観察するのに使用します。
眼科検眼鏡
主に眼底を観察するために使用します。
眼科用接写レンズ
眼球表面や虹彩付近を撮影し拡大してご覧いただくために用います。
眼圧測定器(トノペン)
動物の緑内障は比較的多く見かけます。
この機械は動物の眼圧を測定する機械です。
負担無く眼圧を測定することが出来ます。
その他
ネブライザー
ケンネルコフやネコカゼ、ウサギのスナッフルなど、慢性の呼吸器疾患の吸入治療を行ないます。
ヒトの耳鼻科の吸入のように薬液の霧を発生させ、ボックスの中で吸入してもらっています。